片頭痛の場合
頭痛
頭痛の本当の原因とは?
自分でできる対処法もご紹介!
「こめかみのズキズキとした痛み」「頭を締め付けるような痛み」「目の奥の激しい痛み」など、頭痛の症状でお悩みではありませんか?
肩こりや腰痛などと並んで、頭痛は日本の国民病ともいえる症状です。
ひとくちに頭痛といっても、病気によるものから生活習慣によるものまでさまざまです。
原因によってケアの方法が変わってくるため、
まずは自身が悩まされている頭痛の種類を知ることが重要となります。
こちらのページでは、頭痛の改善・予防を目的として、頭痛の原因や症状の特徴、日常で行える対処法・予防法を詳しくご紹介しています。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
TROUBLE
こんなお悩みありませんか?
TROUBLE
頭痛の特徴・原因
SYMPTOMS
頭痛の特徴・原因
SYMPTOMS
頭痛は大枠として、脳の異常がみられない慢性的な頭痛(一次性頭痛)と、病気が原因で起こる頭痛(二次性頭痛)に分けられます。
また、一次性頭痛は3つの種類に分けられ、各々で症状の特徴やメカニズムが異なります。
頭痛への正しい対処が行えるよう、
頭痛の種類別の原因や症状をこちらでまずはご確認ください。
頭痛の症状の特徴
慢性的な頭痛は、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の3つの種類に分けられます。
片頭痛
片頭痛は、若い女性に起こりやすい頭痛です。
痛みはやや強めで、日常生活に支障が出る場合もあります。
片頭痛には、次のような症状の特徴が挙げられます。
・頭の片側にズキズキとした拍動性の痛みがある
・両側に痛みが出るケースもある
・吐き気や嘔吐をともなう場合がある
・光や音、匂いなど刺激に敏感になる
・頭を動かすと痛みが強まる
など
頭痛の継続時間は、4〜72時間ほどとされています。
緊張型頭痛
若年〜中年層の働き盛りの年代に多い頭痛です。
痛みは軽めで、寝込むほどの痛みにはならないといわれています。
緊張型頭痛には、次のような症状の特徴があります。
・後頭部から首筋にかけて重苦しい感じがある
・頭全体を締め付けるような痛みがある
・首や肩のこり感をともなうことが多い
・めまいをともなう場合がある
など
緊張型頭痛の場合、片頭痛のようなズキズキとした痛みが起きたり、頭を動かした際に痛みが強まったりすることは基本的にありません。
数時間〜数日間の痛みが繰り返し起きる場合もあれば、1.2週間ほど痛みがダラダラと続く場合もあります。
群発頭痛
若い男性に発症することが多い頭痛です。
慢性頭痛の中で、もっとも激しい痛みをともなうといわれています。
群発頭痛には、次のような症状の特徴があります。
・片側の目の奥に激痛が生じる(目をえぐられるような痛みと表現されることもある)
・夜中や眠っている間に痛みが起こりやすい
・目の充血や鼻水、鼻づまり、まぶたの下垂などをともなう場合がある
など
痛みの継続時間は15〜180分とされています。
1年に1度ほどの周期で起こる群発期では、1〜2ヶ月ほど毎日同じような時間帯に症状が起こることが群発頭痛の大きな特徴です。
頭痛の原因
Cause
頭痛の原因
Cause
片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛のメカニズムや原因は次のようになっています。
片頭痛
脳の血管が拡張し、周辺の知覚神経が刺激されることにより拍動性の痛みが起こると考えられています。
しかし、片頭痛のメカニズムは、いまだ解明されていません。
※血管の拡張以外にも、脳や神経自体に何か異常が起きているという説もあるようです。
片頭痛を起こす要因には、次のものが挙げられます。
環境の変化によるストレス
ストレスを感じると、脳にセロトニンの分泌が増える場合があります。
セロトニンの作用で一旦血管が収縮し、その後の血管の拡張につながることが考えられています。
また、ストレスから解放されたタイミングで副交感神経が優位に働き、血管が拡張して片頭痛につながるケースもあるようです。
食べ物
赤ワインやチーズ、チョコレートなどに含まれる「チラミン」には、血管を拡張する作用があるといわれています。
女性ホルモン
エストロゲンの急激な低下によって神経伝達物質のバランスが崩れ、血管の拡張につながることが考えられています。
月経前や月経中、排卵後などにエストロゲンは減少しやすくなっています。
緊張型頭痛
首や肩まわりの筋肉が緊張し、頭部へと走行する神経が刺激されることで痛みが生じると考えられています。
筋肉の緊張を強める要因には、次のものが挙げられます。
心身ストレス
ストレスの影響で、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
交感神経が優位に働くことで筋肉が強く緊張し、頭痛につながる場合があります。
同じ姿勢の持続
身体を動かさない時間が長くつづくと、姿勢を維持するために筋肉が強くこわばってしまいます。
特に猫背のような背中の丸まった姿勢は、首や肩の緊張を強めるといわれています。
群発頭痛
群発頭痛の詳しいメカニズムは分かっていません。
しかし、周期的に起こることから、脳の視床下部の機能(体内時計の調整)に何か障害が起きているのではないかと考えられています。
群発頭痛の誘因には、次のものが挙げられます。
・お酒の飲みすぎ
・喫煙
・生活リズムの乱れ
など
頭痛の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
頭痛の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
類似症状の例
さまざまな症状
脳出血や脳梗塞、くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎、慢性硬膜下血腫など、脳の病気から引き起こされている頭痛(二次性頭痛)も中にはあります。
命に関わるケースもあるため、次のような症状がみられる際は早急に医療機関に行くようにしてください。
・突然生じる激しい痛み
・徐々に増強する痛み
・手や足の麻痺
・発熱
・意識障害
・ろれつが回らない
など
二次性頭痛は医療機関での治療が必要です。
検査で異常がみつからない一次性頭痛であれば、接骨院・整骨院の施術やセルフケアでの対処が可能とされています。
症状に対する施術のご案内
RECOMMEND
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頭痛に対するセルフケア
self care
頭痛に対するセルフケア
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痛みの長期化
こちらでは片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛と種類別の対処法をご紹介していきます。
痛みを悪化させる可能性があるため、対処法は間違えないようにご注意ください。
また、頭痛を再発させないよう、普段から行える予防法もご紹介しています。
無理のない範囲で、ぜひ日常に取り入れてみてください。
頭痛の対処法
APPROACH
頭痛の対処法
APPROACH
頭痛の種類ごとに、次のような対処が有効といわれています。
冷やす(温めるのは逆効果)
氷水や保冷剤などを当てて、痛みが出ている箇所を冷やしましょう。
アイシングによって血管の拡張が抑えられるため、痛みの緩和が期待できます。
反対に身体を温めると、血管を拡張させ痛みを誘発する場合があります。
片頭痛が起きている時期は、湯船に使った入浴はなるべく避けることをおすすめします。
安静にする
片頭痛は、身体を動かすと痛みが悪化しやすくなっています。
頭痛が起きている時期は無理をせず、ゆっくり横になって休みましょう。
カフェインを適量摂取
コーヒーを飲むことで、片頭痛を軽減できる場合があります。
カフェインには、血管を収縮する作用があるといわれているためです。
しかし、コーヒーの飲み過ぎは反対に血管を拡張する可能性がありますので、1日3杯までにすることをおすすめします。
緊張型頭痛の場合
温めて、こりをほぐす
緊張型頭痛は、筋肉の緊張がおもな原因に考えられています。
蒸しタオルやカイロ、入浴などで身体を温め、筋肉の緊張をほぐすことで、頭痛の緩和が期待できます。
気分転換をする
ストレスは身体の緊張を強める要因の一つです。
軽い運動や映画鑑賞、入浴、お出かけなどを行い、ストレスを溜めないようにケアしておきましょう。
群発頭痛の場合
飲酒や喫煙を控える
飲酒、喫煙によって、群発頭痛を誘発する場合があります。
特に群発期は、お酒やタバコは控えるようにしましょう。
頭痛の予防法
PREVENTION
頭痛の予防法
PREVENTION
頭痛を繰り返している方は、次のような予防を普段から行っておきましょう。
片頭痛の場合
頭痛日と環境を記録する
頭痛が起きた日付や時間、月経周期、頭痛以外の身体の調子、薬の服用など記録をつけておきましょう。
どんなときに痛みが起こりやすいのか把握しておくことで、対策が立てやすくなります。
また、医療機関に相談する際も、記録をみることで医師が症状を正確に把握できるようになります。
規則正しい睡眠
片頭痛に限らず、不規則な生活習慣は自律神経の乱れを生み、頭痛の引き金となる場合があります。
早寝早起きを心がけ、睡眠時間も6〜8時間としっかりとるようにしましょう。
頭痛の誘発食品を控える
ワインやチーズ、チョコレート、ピーナッツなど食事によって片頭痛が誘発される場合があります。
頭痛が起きた食事は記録しておき、なるべく避けるようにしておきましょう。
緊張型頭痛の場合
長時間同じ姿勢をとらない
同じ姿勢が長く続くと、首や肩まわりの筋肉がこわばってしまいます。
仕事や勉強中なども1時間を目安に休憩をとるようにしてください。
こまめに身体を動かすことで、筋肉が緊張しないようにケアしておきましょう。
肩、首の血行アップ
筋肉の柔軟性を維持するには、首・肩まわりの血行を促しておくことが大切です。
血流を促す方法には「蒸しタオルや入浴で身体を温める」「ラジオ体操のように肩を動かす運動を行う」「首や肩まわりのストレッチ行う」などが挙げられます。
枕の高さを見直す
寝起きに首や肩まわりにこりを感じる場合は、枕の高さがあっていない可能性があります。
首が大きく傾かず、寝返りがスムーズに打てる高さが理想といわれています。
枕は長年使っているとへこんでしまう場合があるため、2〜3年を目安に買い換えることをおすすめします。
群発頭痛の場合
飲酒や喫煙を控える
群発頭痛をお持ちの方は、群発期に限らずお酒やタバコは控えるようにしましょう。
因果関係は分かっていませんが、喫煙の習慣のある方に群発頭痛が起こりやすい傾向があります。
規則正しい生活
体内時計の乱れが、頭痛を起こす原因に考えられています。
規則正しい生活を送ることで体内時計を整え、群発頭痛のリスクを少しでも下げておくようにしましょう。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
頭痛のおもな原因は何ですか?
慢性頭痛の場合は、首・肩まわりの緊張や脳の血管の急な拡張などが痛みの原因に考えられています。
頭痛を放置するとどうなりますか?
基本的には慢性的な頭痛から何かの病気につながることはありません。
しかし、痛みを長期化することで、仕事や家事など日常生活の負担となる可能性はあります。
病気による頭痛にはどのような特徴がありますか?
今まで経験したことのない激しい頭の痛み、手や足の強いしびれ、意識障害など異変がありましたら、速やかに医療機関に行くようにしてください。
頭痛薬は飲まないほうが良いですか?
どうしても痛みがつらいときは、薬で痛みを抑えることも大切です。
しかし、副作用があるため、1ヶ月に10日以上は服用しないほうが良いでしょう。
頭痛に接骨院・整骨院ではどのような施術を行いますか?
身体の状態にあわせて手技や電気療法、鍼灸などを行い、痛みの改善を図ります。
頭痛はどれくらいの期間で改善できますか?
数日程度で緩和する場合もあれば、1ヶ月以上かかる場合もあります。
体質や生活習慣などにより、期間には個人差があります。
頭痛への施術に保険は使えますか?
保険は急性または亜急性の外傷性骨折、脱臼、打撲、挫傷、捻挫の治療に適用されます。
その為、急な痛み等の場合保険適用が出来る場合があります。
問診時にお身体の状態をお伺いした上で健康保険が利用できるか詳しくご説明させて頂きます。
頭痛に効くツボは何がありますか?
後頭部にある「風池(ふうち)」や、手の親指の付け根あたりにある「合谷(ごうこく)」などが頭痛に有効とされています。
慢性頭痛を予防するために何かできることはありますか?
姿勢を良くする、ストレスを溜めない、規則正しい生活を送る、過度な飲酒や喫煙を控えるといった対策が挙げられます。
接骨院・整骨院の施術は頭痛の予防にも効果を期待できますか?
可能です。
鍼灸で自律神経のバランスを整えたり、手技で筋肉の緊張を緩和したりしておくことで、頭痛の予防が期待できます。