内転筋を鍛える
O脚・X脚
足のラインが気になっていませんか?
鏡で自分の立ち姿をみた際、
膝が外側に開いている場合は「O脚」、
太ももが内側に向かってねじれている場合は「X脚」といえます。
O脚・X脚はスタイルの面から、見た目がまず気になるかもしれません。
しかし、足のゆがみをそのままにしていると、
膝や足首などの痛みにつながることがあります。
関節周辺の軟骨や周辺の組織を痛めないように、なるべく初期の段階から対策を始めることがおすすめです。
こちらのページでは、O脚・X脚について原因や引き起こされる症状、日常で行える対処法・予防法を詳しくご紹介しています。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
trouble
O脚・X脚の特徴・原因
symptoms
O脚・X脚の特徴・原因
symptoms
気をつけの姿勢で立った際、太もも、膝、
ふくらはぎ、内くるぶしがぴったり付くことが理想とされています。
しかし、何らかの原因で足全体の形が変化して、膝が内側や外側に湾曲する場合があります。
足のゆがみに対して適切なケアが行えるよう、
O脚やX脚、XO脚の特徴についてこちらで確認していきましょう。
O脚・X脚の症状の特徴
足のゆがみは「O脚」「X脚」「XO脚」の3つの種類に分けることができます。
O脚とは
自然に立った際、膝が外側に湾曲することで、左右の太ももや膝、ふくらはぎの間に隙間ができる足を「O脚」といいます。
正中線に対して膝が内側に反っているため、医学的には「内反膝」とも呼ばれています。
膝が外側に広がる要因には、筋肉の硬さや遺伝などがおもに挙げられます。
X脚とは
X脚とは、膝が内側に湾曲することで、ふくらはぎと両内くるぶしの間に隙間ができる足をいいます。
O脚とは反対に膝が外側に反っているため「外反膝」とも呼ばれています。
X脚になる要因には、普段の姿勢の悪さがおもに挙げられます。
XO脚
膝上はX脚、膝下はO脚の状態になっている足を「XO脚」といいます。
膝が内側にひねられ、両太ももはひっ付きます。
膝下は外側に湾曲しており、ふくらはぎの間には隙間ができますが、左右の内くるぶしは接することが特徴です。
XO脚に関しては、O脚やX脚のような医学的な名称は特につけられていません。
XO脚になる要因には、内転筋の筋力低下がおもに挙げられます。
足のゆがみから生じる不調
膝の痛み
O脚、X脚は、膝にかかる荷重が本来よりも内側や外側に傾いている状態になります。
それにより、軟骨や関節周辺の組織に負担がかかり、膝の痛みにつながる可能性があります。
足底筋膜炎
足のゆがみから重心が偏り、足裏の一部に負担がかかることで、足底筋膜炎を起こす可能性があります。
足底筋膜はかかとから指の付け根にかけて付着する繊維状の組織で、炎症を起こすと歩行時の痛みや圧痛をともないます。
扁平足
O脚やX脚では、足首が外側や内側に倒れる形となります。
それにより、足裏のアーチ構造が崩れて、扁平足につながるケースがあります。
扁平足をそのままにしていると、外反母趾や足底筋膜炎など足趾や足裏の痛みを起こすリスクが高まってしまいます。
O脚・X脚の原因
Cause
O脚・X脚の原因
Cause
O脚やX脚など足のゆがみを起こす原因には、次のものが挙げられます。
足の痛み(外傷)
足の痛みをかばった姿勢をとることで、太ももや股関節まわりの緊張を強め、ゆがみにつながる場合があります。
また、靭帯や半月板の損傷、骨折など外傷の影響で関節の安定感がなくなり、骨格のバランスを崩してしまう方もいらっしゃいます。
骨盤のゆがみ
横からみると、骨盤は軽く前傾している状態が理想といわれています。
しかし、骨盤が本来より過度に前傾した場合は膝が内側に入り、X脚になる場合があります。
反対に骨盤の後傾が強まった方では膝が外側に開き、O脚になりやすいといわれています。
骨盤がゆがむ要因には、普段の座り方(足を組んで座る、お姉さん座り、横座り)や歩き方(極端なガニ股歩行、内股歩行)などが挙げられます。
筋力の低下
骨格を支える筋力が低下することで、足のアライメント(関節機能を十分に発揮するための骨の正しい位置関係)が崩れてしまう場合があります。
足のゆがみについては、骨盤や太ももまわりの筋力がおもに関与しています
筋力が弱くなるのは、加齢や運動不足などの影響が考えられています。
O脚・X脚の類似症状
similar symptoms
O脚・X脚の類似症状
similar symptoms
類似症状の例
足が外側や内側に湾曲する病気には、次のようなものが挙げられます。
変形性膝関節症
膝の軟骨がすり減ることで、関節に炎症を起こす病気になります。
炎症にともない骨や軟骨が変性してくるため、膝がO脚に変形してくる場合があります。
ブラウント病、くる病
お子様の場合、成長とともにO脚からX脚へと変化し、7歳あたりで成人の足の形に近づくといわれています。
しかし、7歳を過ぎても極端に膝が内側や外側に向けて湾曲している場合は、骨の成長障害の可能性があります。
病気が疑われる際は自己判断では対処せず、一度医療機関に相談してみてください。
症状に対する施術のご案内
RECOMMEND
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O脚・X脚に対するセルフケア
self care
O脚・X脚に対するセルフケア
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痛みの長期化
O脚・X脚をそのままにした場合、膝や足の痛みにつながる可能性があります。
年齢を重ねるほど関節周辺の組織が変性してくるため、ゆがみを改善することはむずかしくなってしまいます。
ストレッチやトレーニングを中心に、早めの対策を始めていきましょう。
こちらでは、自身で行えるO脚・X脚への対処法と予防法をご紹介します。
O脚・X脚の対処法
APPROACH
O脚・X脚の対処法
APPROACH
O脚やX脚の進行を防ぐためには、次のような対処が有効といわれています。
内転筋(内ももの筋肉)が低下していると、膝にかかる荷重が外側に偏る傾向があります。
加齢とともに内転筋は弱くなりやすいため、スクワットによって意識的に鍛えるようにしておきましょう。
肩幅よりも広めに足を広げて立ち、つま先は外側に向けます。
太ももと床が水平になる高さまでお尻を下ろし、スクワットを行います。
スクワットを正しいフォームで行うことで、筋力の強化とともに、膝への荷重バランスを整える効果を期待できます。
ストレッチ
骨盤のゆがみを矯正するため、内ももやお尻の筋肉の緊張をゆるめていきましょう。
内もも
床に座り、右足を外側に伸ばします。
左足は曲げて、足裏を右の太ももにつけるようにしてください。
そこから、上半身を前に倒すことで右内ももの筋肉をストレッチできます。
30秒ほど伸ばしたら、反対側も同様に行います。
お尻
床に座り、左膝を前方に伸ばします。
右足の足首を左太ももの上に乗せた状態で、左膝を曲げていきます。
30秒ほど右のお尻の筋肉を伸ばしたら、反対側も同様に行います。
正しい歩き方を意識する
極端なガニ股や内股歩行は、O脚・X脚を進行させる可能性があります。
つま先はまっすぐ前方に向けて、足を着く際に膝が外側や内側に入らないように意識してください。
また、猫背になるとガニ股になりやすいため、背中をまっすぐ伸ばすようにもしておきましょう。
O脚・X脚の予防法
PREVENTION
O脚・X脚の予防法
PREVENTION
O脚やX脚にならないよう、普段から次のような予防を行っておきましょう。
O脚、X脚矯正サンダルを使う
O脚はかかとの外側、X脚はかかとの内側に重心が偏りやすくなっています。
O脚、X脚矯正サンダルは、靴底に傾斜がついているサンダルです。
重心の偏りをサンダルの傾斜で矯正することにより、O脚やX脚の予防が期待できます。
梨状筋をほぐす
骨盤後方(お尻)にある梨状筋の緊張が強まっていると、股関節が外側に広がりやすくなります。
ボールを使って梨状筋をほぐすことで、O脚の予防が期待できます。
上向きに寝て、お尻の下にボールを置きます。
体重を利用して、お尻のえくぼあたりを重点的にほぐしていきましょう。
梨状筋は仙骨(骨盤後方の平たい骨)から大転子(太もも骨の外側にある出っ張り)にかけて付着しています。
座り方に気をつける
骨盤のゆがみにつながるため、椅子に座る際は背もたれに寄りかかったり、足を組んだりしないようにお気をつけください。
また、X脚の原因となるアヒル座りや横座りなどもなるべく避けることをおすすめしています。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
O脚・X脚の原因は何ですか?
筋肉の硬さや普段の姿勢、歩き方、足の痛みなどとの関連がおもに考えられています。
O脚・X脚をそのままにしているとどうなりますか?
膝や足首など下肢の痛みに加え、バランスの崩れから腰痛や肩こりなどにもつながる可能性があります。
O脚・X脚を改善するために自分では何ができますか?
太ももや股関節のストレッチ、内ももの筋力アップなどがO脚・X脚の改善に有効といわれています。
O脚・X脚が何かの病気ということはありますか?
中高年の方であれば、軟骨がすり減る「変形性膝関節症」の可能性があります。
また、お子さまで足のゆがみがある際は「ブラウント病」「くる病」を疑う必要があるかもしれません。
O脚・X脚に接骨院・整骨院はどのような施術を行いますか?
手技によるほぐしで筋肉の緊張をゆるめ、骨格が本来の位置に戻れるように調整していきます。
O脚・X脚はどれくらいの期間で改善できますか?
関節が本来の位置で安定するには、2.3ヶ月ほどかかることが多くなっています。
しかし、施術期間には個人差があります。
O脚・X脚の施術に保険は使えますか?
保険は急性または亜急性の外傷性骨折、脱臼、打撲、挫傷、捻挫の治療に適用されます。
その為、急な痛み等の場合保険適用が出来る場合があります。
問診時にお身体の状態をお伺いした上で健康保険が利用できるか詳しくご説明させて頂きます。
O脚・X脚を予防するためにはどうすれば良いですか?
膝や股関節まわりのストレッチで筋肉の柔軟性を保ち、正しい姿勢や歩き方も意識しておきましょう。
O脚・X脚を進行させる日常生活の習慣は何かありますか?
「お姉さん座りや横座り」「ガニ股や極端な内股での歩行」などがO脚・X脚を悪化させるといわれています。
痛みがない状態でも接骨院・整骨院に行って大丈夫ですか?
姿勢の崩れや筋肉の張り感など、さまざまな身体のお悩みに対応しております。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。