RICE処置
スポーツ障害
スポーツ中の身体の痛みを放置していませんか?
スポーツにともなうケガといえば、肉離れや捻挫、骨折などを思い浮かべるかもしれません。
上記に挙げたような外傷に限らず、同じ動作を繰り返すことで身体を痛めてしまうスポーツ障害もスポーツによるケガの1です。
初期症状は軽い痛みや腫れのため、無理をして運動を続けている方は多いのではないでしょうか?
患部の状態を悪化させると、痛みを長期化させてしまう可能性があります。
また、お子様は後遺症を残す場合もあるため早めに対策を始めましょう。
こちらのページでは、スポーツ障害の原因や症状の特徴、自身で行える対処・予防法を詳しくご紹介しています。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
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スポーツ障害とは?症状・特徴について
symptoms
スポーツ障害とは?症状・特徴について
symptoms
スポーツ障害はその名の通り、スポーツが引き金となり起こる障害です。
運動のパフォーマンス低下はもちろん、痛みで生活に支障が出る場合もあります。
症状に対する適切な対処や予防が行えるよう、スポーツによって身体を痛める原因やメカニズムをこちらでご確認ください。
スポーツ障害について
スポーツによる繰り返しの負荷で筋肉や腱、軟骨といった組織を損傷し、慢性的な痛みが起きている状態を「スポーツ障害」といいます。
スポーツ障害は、肘や肩、膝といった関節周辺に起こりやすい傾向があります。
スポーツ障害の種類とその症状例
オスグット病
脛骨粗面と呼ばれる、膝蓋骨(膝のお皿)の下にある骨の出っ張り部分の軟骨が剥離し、炎症が起きた状態になります。
成長期の子どもに発症しやすく、脛骨粗面の腫れや熱感、運動時の痛みがおもな症状です。
重症化すると、骨の膨隆や運動時痛が後遺症として残る場合もあります。
シンスプリント
脛骨(すねの骨)の骨膜が繰り返し牽引され、炎症が起きた状態になります。
すねの骨内側・下方の圧痛や運動開始時の痛みがおもな症状です。
無理をすると疲労骨折につながる場合があります。
ランナー膝
腸脛靭帯と呼ばれる、膝外側に付着する靭帯に炎症が起きた状態になります。
膝外側部分に圧痛や運動時痛がみられる場合があります。
ゴルフ肘
上腕骨内側上顆(肘内側にある骨の出っ張り)に付着する腱に炎症が起きた状態になります。
肘の内側を押すと圧痛があり、手首を手のひら側に曲げたり、肘を曲げたりするときに痛みが誘発される場合があります。
野球肩、野球肘
投球動作の繰り返しで起こる肩や肘の障害をいいます。
ボールを投げるような動作で肩・肘に痛みが誘発されることが特徴です。
成長期の子どもに多く、無理をすることで軟骨組織を痛めて成長障害につながる可能性があります。
テニス肘
上腕骨外側上顆(肘外側の骨の出っ張り)に付着する腱に炎症が起きた状態になります。
肘外側に圧痛があり、手首を反らせる、ねじるといった動作で痛みが誘発されやすくなっています。
スポーツ障害の原因
Cause
スポーツ障害の原因
Cause
スポーツ障害を引き起こす要因には、次のものが挙げられます。
自身に当てはまる項目がないか確認しましょう。
オーバーユース
スポーツ障害のおもな原因には、身体の酷使が考えられています。
投球練習やランニング、ジャンプなど、同じ動作の過度な繰り返しで負担が積み重なり、関節や筋肉、腱などを損傷してしまうことがあります。
とくに身体能力の限界を超えた運動を続けている場合、身体への負担を強めてスポーツ障害を引き起こしやすくなります。
ディスユース
身体に急な負荷がかかる状態を「ディスユース」と呼びます。
ウォーミングアップなしで運動を開始すると、突然の負荷に筋肉や腱が耐えられず、痛みにつながりやすくなります。
また、長期休暇明けにハードな運動を行ったり、普段運動されていない方がいきなり強度の強いトレーニングを行ったりすることも、スポーツ障害を起こすリスクを高めてしまいます。
ミスユース
間違ったフォームで運動を続けることを「ミスユース」と呼びます。
運動フォームが悪いことで、身体の局所に余計なストレスをかけて痛めてしまうのです。
「肘の位置が下がったボールの手投げ」「手首の力に頼ったゴルフやテニスのスイング」などがミスユースの例に挙げられます。
休養や睡眠不足・栄養の不足
疲労を溜めることで筋肉の柔軟性が低下し、運動フォームの乱れにつながったり、局所への負担を強めたりする場合があります。
過密なトレーニング・スケジュールはもちろんのこと、睡眠不足も疲労回復を妨げる要因となってしまいます。
また、食生活の偏りがある場合、痛めた組織を修復するための栄養が不足することで、慢性的な痛みへとつながりやすくなります。
スポーツ障害の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
スポーツ障害の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
類似症状の例
変形性関節症
軟骨がすり減ることで、関節の痛みや変形を生じる病気になります。
膝に起きた「変形性膝関節症」が有名ですが、肘や手の指、頸部などさまざまな関節で発症する可能性があります。
パンナー病
上腕骨小頭の骨端線(成長軟骨)に痛みや腫れをともなう病気になります。
成長期の子どもに発生しやすく、野球肘と似たような症状がみられます。
関節リウマチ
免疫の異常で自己の組織を攻撃してしまう病気です。
指や手首、肘、膝などに腫れや変形をともなう場合があります。
四十肩・五十肩
肩関節周辺の組織に炎症を起こした病気になります。
中年の方に発症しやすく、肩の強い痛みや可動域の制限をともなう場合があります。
きっかけがはっきりとしない関節や筋肉の痛みがみられる際は、一度医療機関や接骨院・整骨院で状態を確認してもらいましょう。
症状に対する施術のご案内
RECOMMEND
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次の症状が当てはまる方は「接骨メニュー」へ
次の症状が当てはまる方は「鍼灸メニュー」「整体メニュー」へ
スポーツ障害の対処法
APPROACH
スポーツ障害の対処法
APPROACH
スポーツ障害は筋肉や腱、関節を痛め炎症が起きている状態になります。
無理をするほど悪化する可能性があるため、できるだけ素早い対処を行いましょう。
また、スポーツで身体を痛めている方は、普段からの予防も欠かせません。
こちらでは、自身で行えるスポーツ障害への対処法・予防法をご紹介いたします。
スポーツをしている方であれば応急処置方法として聞いたことがあると思います。
即時にできる処置であるため、いざという時に備えて覚えておきましょう。
Rest(安静)
ケガをしたときは何よりも安静が大切です。
炎症の悪化や神経、血管の損傷を防ぐため、患部をできるだけ安静に保ちます。
太ももやふくらはぎを痛めている場合であれば、患部に体重がかからないような姿勢で過ごすようにしましょう。
Icing(冷却)
氷水の入ったビニール袋(氷のう)を当てて、患部を冷やします。
アイシングには痛みを軽減したり、内出血や腫れを抑制したりする効果が期待できます。
一度の冷却時間は15分を目安に、痛みが強く残るようであれば再度冷やすようにしてください。
Compression(圧迫)
包帯やテープ、タオルなどを巻いて、患部を軽く圧迫します。
圧迫をすることで、腫れや内出血の抑制が期待できます。
Elevation(挙上)
患部を心臓よりも高い位置に挙げて、腫れや内出血の広がりを抑えていきます。
足の肉離れは、横になって台に足を乗せるようにすると良いでしょう。
筋力トレーニング
ケガの改善・予防のためには、体幹の筋力を重点的に鍛えておきましょう。
土台部分を鍛えておくとフォームが安定するため、肘や手首、膝など身体の末端部分にかかる負担の軽減を期待できます。
例えば、腹筋やお尻、背中に負荷のかかるフロントプランク、足腰全体を鍛えて身体のバランスを整えられるスクワットなどがおすすめです。
ストレッチ
筋肉の柔軟性を高めることで、関節や筋肉、腱への負担軽減を期待できます。
肘の痛みには手首、肩まわりのストレッチ、膝の痛みには股関節、太もも前後のストレッチが有効とされています。
スポーツ障害の予防法
PREVENTION
スポーツ障害の予防法
PREVENTION
スポーツ障害の発症リスクを下げるためには、普段から次のような対策を行いましょう。
自分の体力や運動能力を知る
スポーツのパフォーマンス向上を目指すには、ある程度の反復練習や筋肉への負荷が必要です。
しかし、オーバートレーニングで身体を酷使していては、関節や筋肉を痛めてしまう可能性があります。
自身の能力、体力をしっかり把握し、運動メニューや運動量を調整しましょう。
酷使を未然に防ぐことで、ケガのリスクの軽減につながります。
ウォーミングアップとクールダウン
ウォーミングアップで事前に身体を動かし、柔軟性を高めておくことでケガの予防が期待できます。
また、運動による疲労の蓄積を防ぐためには、クールダウンも大切です。
運動でよく使った箇所を中心に、筋肉をゆっくり伸ばすようなストレッチを行いましょう。
テーピングやサポーターをする
テーピングやサポーターは、関節や筋肉の動きすぎを防いでケガの予防につながるといわれています。
特に肘や膝、足など繰り返し痛めている方は、ケガのリスクを下げるためにも運動時はテープやサポーターを使用することをおすすめしています。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
スポーツ障害はどういう方がなりやすいですか?
運動量が過度になっている方や成長期のお子様、運動初心者などに多い傾向があります。
スポーツ外傷とスポーツ障害はどう違いますか?
スポーツ外傷は一度の外力で起こるケガ、スポーツ障害は繰り返しの負荷で起こる痛みを指します。
スポーツ障害ではどのような症状がみられますか?
運動時の痛みがおもな症状となります。
また、患部の腫れや熱感、骨の変形などをともなう場合もあります。
スポーツ障害に接骨院・整骨院はどのような施術を行いますか?
超音波や固定で炎症の抑制を図ります。
また、手技や鍼灸によって周辺の緊張をほぐしていく場合もあります。
スポーツ障害の症状はどれくらいで改善できますか?
初期の段階で対応できれば、1ヶ月程度で改善を見込めるでしょう。
しかし、重症度や患部の使用頻度によるため、施術期間には個人差があります。
スポーツ障害への施術に保険は使えますか?
保険は急性または亜急性の外傷性骨折、脱臼、打撲、挫傷、捻挫の治療に適用されます。
その為、急な痛み等の場合保険適用が出来る場合があります。
問診時にお身体の状態をお伺いした上で健康保険が利用できるか詳しくご説明させて頂きます。
スポーツ障害は冷やしたほうが良いですか?
腫れや熱感がある時期は冷やしてください。
慢性的な痛みの場合は、温めて血流を促したほうが良いとされています。
スポーツ障害はどの部位に起こりやすいですか?
肘や肩、膝、すねの骨、足の裏などに発生が多いといわれています。
スポーツ障害を予防するにはどうしたら良いですか?
ウォーミングアップやクールダウンを行う、テーピングやサポーターを利用するといった対策が挙げられます。
メンテナンスの目的でも接骨院・整骨院は利用できますか?
はい。
自費になりますが、筋肉の緊張をほぐす施術や、身体のバランスを整えるような施術を受けることでスポーツ障害の予防を期待できます。