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寝違え
寝違えを軽くみてはいけません!
睡眠中に首まわりを痛めてしまう寝違えは、日常生活で比較的よくみられる症状です。
どなたも一度は経験されたことがあるのではないでしょうか?
「放っておいても大丈夫だろう」と、そのままにしている方は多いかもしれません。
炎症が出ている時期から患部を動かすと、痛みを長引かせてしまう可能性があります。
他の部位に症状が広がることもあるため、軽視せず適当な処置をすることが大切です。
こちらのページでは、寝違えの原因と対処法をまとめています。
普段から行える予防法もご紹介しているため、寝違えでお困りの方はぜひご参照ください。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
trouble
寝違えとは?症状・特徴について
symptoms
寝違えとは?症状・特徴について
symptoms
寝違えは痛みで首を動かしにくくなるため、仕事や家事などに支障が出てしまいます。
適切な処置を行うには、症状が起こる仕組みを理解しておくことが必要になります。
なぜ寝起きに首が痛くなるのか、考えられる原因や症状の特徴をこちらで詳しくみていきましょう。
寝違えについて
寝違えとは、起床時に首や肩まわりに急な痛みが生じた状態を指します。
寝違えのメカニズム
寝違えの詳しいメカニズムは、現在のところ分かっていません。
医療機関の画像検査によっても、患部にはとくに異常がみられません。
しかし、骨折や脱臼のような外傷がない点からは、寝違えは睡眠中の姿勢で筋肉や靭帯を痛めたり、血行不良でしこりができたりした状態ではないかと考えられています。
寝違えの症状
痛み
朝起きたときに、首の後ろ側から肩まわりにかけて痛みがあります。
場合によっては、背中や脇あたりまで痛みが生じるケースもあります。
可動域の制限
寝違えは強い痛みをともなうため、首の動きが制限されることが多くなっています。
上や下を向きづらい、頭を横に倒せない、左右に首を回せないなど症状はさまざまです。
また、痛めた部位によっては、体幹や腕の動きまで制限される場合もあります。
頭痛
痛みによって首・肩のまわりの筋肉が強く緊張し、頭部へとつながる血管が圧迫されることで、寝違えから頭痛に発展する場合があります。
頭痛が悪化してしまうと、吐き気を催す方もいらっしゃいます。
しびれ
硬くなった筋肉で首まわりの神経が圧迫されて、首から腕にかけてしびれをともなうケースがみられます。
寝違えの症状の経過
起床時は強い痛みと可動域の制限がみられますが、時間の経過とともに症状は徐々に落ち着いていきます。
1日~数日程度で、元の状態まで改善する場合がほとんどです。
寝違えの原因
Cause
寝違えの原因
Cause
なぜ寝違えが起こるのか、そのメカニズムは解明されていません。
明確な原因は分かっていませんが、睡眠中の姿勢や身体のコンディションが影響し寝違えが起こるといわれています。
寝ているときの姿勢
寝違えのおもな原因には、不自然な体勢での睡眠が考えられています。
首が傾いた状態で長時間いると、筋肉に局所的なストレスがかかって筋線維を損傷したり、血管が圧迫されて血行不良を起こしたりしてしまうことがあります。
ソファの上や床の上など、ベッド以外の場所で寝ていると首の位置が安定しないため、寝違えのリスクが高まるといわれています。
寝具
寝違えは寝具の高さ・硬さが関与すると考えられています。
枕の高さがあっていない場合、寝ているときに首が傾いてしまう可能性があります。
また、枕やマットレスがやわらか過ぎるのも、睡眠の姿勢として良くないといわれています。
身体が沈むことで寝返りがスムーズに打てず、長時間無理な体勢のままになってしまいます。
食生活の乱れ
食生活の乱れにより内臓が疲れていると、背中や首まわりの硬さにつながる場合があります。
また、過度な飲酒も寝返りの回数が減りやすくなるため、寝違えのリスクを高めるといわれています。
筋肉の柔軟性の低下
首や肩、背中まわりの筋肉が緊張して硬くなっている場合、睡眠中の不自然な姿勢や寝返りなどによって筋肉が伸ばされ、損傷を起こしやすくなります。
筋肉の柔軟性が低下してしまう原因には、運動不足や過度な運動による疲労、身体の冷えなどが挙げられます。
寝違えの類似症状
similar symptoms
寝違えの類似症状
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類似症状の例
頚椎症
加齢にともなう椎間板や靭帯の変性により、周辺の神経を圧迫する病気です。
首の痛みをはじめ、神経が圧迫される箇所によっては、手や足のしびれを生じる場合もあります。
関節リウマチ
免疫機能の変調によって、自己の組織や細胞を攻撃してしまう病気です。
関節の炎症が頚椎に起こると、首の痛みや動かしにくさにつながる場合があります。
脊髄腫瘍
脊髄に発生した腫瘍によって、周辺の神経が圧迫される病気になります。
時間が経っても症状が引かない、しびれが続くなど異変がありましたら、医療機関に速やかに行くようにしましょう。
症状に対する施術のご案内
reccomend
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次の症状が当てはまる方は「接骨メニュー」へ
次の症状が当てはまる方は「鍼灸メニュー」「整体メニュー」へ
寝違えの対処法
APPROACH
寝違えの対処法
APPROACH
「ただの寝違えだから」と軽視していると、頭痛や手のしびれなど別の症状につながる場合があります。
寝違えは急性期と慢性期別で、時期にあわせた対処を行うことが大切です。
こちらでは寝違えた際の処置の方法と、普段から行える予防法をご紹介します。
アイシングによって痛みや炎症を緩和する効果を期待できます。
保冷剤や氷のう(氷水の入った袋)をタオル越しに患部に当てるようにしましょう。
15分を目安に冷却し、痛みや熱が戻る場合は、再度患部を冷やしてみてください。
※痛みが強く出ている場合は、湯船に入る入浴は控えることをおすすめします。
安静にする
痛めた直後は、安静を心がけてください。
首を無理に動かすと、患部の損傷や炎症をより強める可能性があります。
安静にすることで、時間の経過とともに寝違えの症状は徐々に落ち着く傾向にあります。
温める
首まわりの強い痛みや炎症が落ち着いたら、患部を温めていきましょう。
温熱作用で筋肉の緊張がほぐされ、患部への血行も促されることが期待できます。
蒸しタオルやカイロをはじめ、慢性期は湯船に浸かる入浴もおすすめです。
ツボを刺激する
寝違えには「落沈(らくちん)」と呼ばれるツボが有効といわれています。
手の甲側、人差し指と中指の骨が交わるあたりに落沈はあります。
首の痛みが出ている側の落沈を2〜3分ほど指で押してみましょう。
寝違えの予防法
PREVENTION
寝違えの予防法
PREVENTION
身体のコンディションが悪い状態だと、寝違えを繰り返す可能性があります。
次に挙げるようなケアで、寝違えのリスクを少しでも下げましょう。
ストレッチ
肩や肩甲骨まわりの柔軟性を高めておくことで、寝違えの予防が期待できます。
息は止めず、呼吸をしながら筋肉を伸ばすようにしてください。
肩まわり
・四つん這いになります
・左手をつく位置を横にずらします
・身体を右にひねることで左腕の筋肉を伸ばします
・1分ほど伸ばしたら、反対側も同様に行います
肩甲骨
・手を肩の横に水平に伸ばします
・肘を伸ばしたまま「右腕は内側、左腕は外側」「右腕は外側、左腕は内側」と左右逆にして交互に動かします
・腕の位置が落ちないように気をつけ、1分ほど上記の動きを繰り返します
寝具を変える
朝起きたときに首や背中まわりの筋肉に疲れを感じる場合は、寝具が合っていない可能性があります。
横向きや上向きになっても首が大きく傾かず、スムーズに寝返りが打てる枕やマットレスが睡眠中の首へのストレスを緩和し、寝違えの予防につながるといわれています。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
寝起きに首が痛くなるのはなぜですか?
睡眠中に首まわりの筋肉や靭帯を痛めたり、血行不良を起こしたりすることで、痛みにつながると考えられています。
寝違えのおもな原因には何がありますか?
睡眠中の不自然な姿勢が考えられています。
その他、身体にあっていない寝具や筋肉の硬さなどの影響も挙げられます。
寝違えをそのままにしていても大丈夫ですか?
多くの寝違えは、時間の経過とともに痛みが自然と引いていきます。
しかし、きちんとした処置をしていたほうが、早期の症状改善が期待できるといわれています。
寝違えた場合、接骨院・整骨院ではどのような施術を行いますか?
超音波や電気療法で炎症を抑えつつ、手技や鍼灸によって筋肉の緊張をほぐす施術を行います。
寝違えは一般的にどれくらいで良くなりますか?
基本的には、数日から長くとも1週間ほどで症状の改善を期待できます。
寝違えが悪化することはありますか?
無理に動かすことで痛みを強めるばかりか、頭痛やしびれなどにつながる可能性もあります。
寝違えを繰り返しやすいのですが、どう予防すれば良いですか?
ストレッチで筋肉の柔軟性を高めたり、寝具を見直してみたりすることをおすすめしています。
寝違えの施術に保険は使えますか?
頚椎捻挫という形で保険を使える場合があります。
一度状態を確認させてください。
寝違えは、安静にしておいたほうが良いですか?
痛めた直後は安静を第一にしてください。
痛みや腫れが引いてきたら、なるべく通常の日常生活を送るようにしましょう。
メンテナンス目的でも接骨院・整骨院は利用できますか?
はい。
筋肉の緊張をほぐす施術や、身体のバランスを整えるような施術を受けることで寝違えの予防を期待できます。