適度な運動
肩こり
肩こりをセルフケアで改善していきましょう!
腰痛や頭痛などと並んで、肩こりは非常に多くの方を悩ませている症状になります。
体幹の割に頭の大きい骨格や筋肉量の違いから、
日本人は肩こりになりやすいといわれています。
ストレッチや体操を行っても肩がすぐにこってしまうため、
改善を諦める方は少なくないかもしれません。
しかし、多くの肩こりは、普段の姿勢や運動習慣など日常生活の影響がおもに考えられています。
原因を知り適切なケアを行えば、肩こりを改善に導いていくことは可能です。
こちらのページでは、肩こりについて原因や
自身で行える対処・予防法を詳しくご紹介していきます。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
TROUBLE
こんなお悩みありませんか?
TROUBLE
肩こりの特徴・原因
SYMPTOMS
肩こりの特徴・原因
SYMPTOMS
肩こりは肩まわりの不快感が続くため、仕事や家事などに影響をおよぼす事があります。
症状に対する的確な対処、予防を行うためには、なぜ肩の筋肉が張ってくるのか、そのメカニズムを理解することが必要です。
肩こりの原因や特徴をこちらでまずはご確認ください。
肩こりの症状の特徴
肩こりとは、首の付け根から肩、背中にかけての筋肉が強く緊張し、重だるさや張り感、こり感などを生じた状態を指します。
肩こりが起こる仕組み
肩こりを起こす要因には、肩まわりの筋肉疲労が考えられています。
疲労がたまると筋肉の緊張が強まり、硬くこわばってしまいます。
硬くなった筋肉で血管が圧迫されたり、神経が刺激されたりすることで、こり感をはじめとしたさまざまな症状につながるといわれています。
肩こりを長引かせてしまうと「血流が悪くなり、疲労物質がたまりやすくなる、神経への刺激でこりや痛みを感じる⇨筋肉の緊張をより強める」といった悪循環に陥り、症状を慢性化させてしまう可能性があります。
肩こりの症状
首筋から肩、背中にかけて生じる重さやだるさ、張り感、痛みなどが肩こりのおもな症状です。
その他、肩こりを悪化させることで、次のような症状を引き起こすケースもあります。
・頭痛
・吐き気
・眼精疲労
・自律神経症状
など
四十肩・五十肩との違い
肩こりと四十肩・五十肩を同じものと考えている方は多いかもしれません。
しかし、次のような点から、両者はまったくの別症状といえます。
患部の状態
肩こりは、疲労の蓄積から筋肉が強くこわばった状態になります。
一方の四十肩・五十肩は、肩周辺の筋肉や腱に炎症が起きている状態を指します。
症状
四十肩・五十肩は、炎症によって組織の癒着が起こるため、可動域が大きく制限されてしまいます。
腕を動かしにくくなることで「髪の毛を洗う」「エプロンの紐を結ぶ」といった日常生活動作に障が出てくる場合があります。
肩こりは炎症が起きているわけではないため、上記のような運動制限は特に生じません。
肩こりの原因
Cause
肩こりの原因
Cause
次の要素があわさることで、肩こりが起こると考えられています。
姿勢の悪さ
背中が丸くなり、猫背の姿勢になっている場合は、頭部や肩が前方に出た状態になります。
本来の位置からずれた骨格を支えるために肩まわりの筋肉が強く緊張し、肩こりを引き起こしやすくなります。
普段の生活で姿勢が悪くなるのは、パソコン作業やスマホの使用などが原因に挙げられます。
長時間の同じ姿勢
身体を動かさない時間が長く続くと、姿勢を維持するために首や肩まわりの筋肉が徐々にこわばってしまいます。
また、筋肉の収縮、弛緩によるポンプ作用が働かないために血の巡りが悪くなることも、肩こりにつながる要素に挙げられます。
デスクワークや車の運転、読書、勉強などで意識して休憩を入れないと、長時間同じ姿勢が続きやすくなります。
運動不足
運動不足の方は身体を動かす機会が少ないため、首や肩まわりの筋肉の柔軟性を低下させやすくなっています。
また、運動不足で筋力低下を招くことにより、血の巡りを悪くしたり、姿勢の崩れを招いたりすることも肩こりの原因に考えられています。
ストレス
人はストレスを感じると、交感神経優位な状態が続く傾向があります。
交感神経は身体を活動状態に持っていく働きがあるため、全身の筋肉が強く緊張して、肩こりを生じやすくなるといわれています。
肩こりの類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
肩こりの類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
類似症状の例
四十肩・五十肩の他にも、肩こりと混同しやすい病気には、次のようなものが挙げられます。
胸郭出口症候群
首と胸の間にある狭い通路(胸郭出口)にて、神経や血管が圧迫された状態になります。
肩から手にかけての痛みやしびれとともに、肩まわりにこり感を覚えるケースもあります。
椎骨動脈解離
首から脳にかけて走行する血管が破けてしまう病気です。
首の痛みやこり感、頭痛をともなう場合があります。
自己判断で対処をしていると、状態をより悪化させる可能性があります。
筋肉のこりとともに何か異変を感じましたら、早めに医療機関にご相談ください。
症状に対する施術のご案内
RECOMMEND
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肩こりに対するセルフケア
self care
肩こりに対するセルフケア
self care
痛みの長期化
肩こりのおもな原因には、肩まわりの筋肉疲労や血行不良が考えられています。
肩こりをそのままにしていると、肩の症状に限らず、頭痛や自律神経の乱れなど他の箇所に影響がおよぶ可能性があります。
対処はもちろんのこと、肩こりにならないように普段からの予防にも力を入れておきましょう。
こちらでは、日常で行える肩こりへの対処法と予防法をご紹介します。
肩こりの対処法
APPROACH
肩こりの対処法
APPROACH
肩こりの緩和を目指すには、次のような対処法が有効といわれています。
身体を動かすことで、肩や肩甲骨まわりの血行を促していきましょう。
血流を良くすると筋肉に溜まった老廃物が体外に排出され、こり感や疲労感の緩和が期待できます。
ウォーキングやジョギングといった全身運動をはじめ、ラジオ体操や水泳など肩を大きく動かす運動も肩こりの改善に効果的です。
身体を温める
身体を温めることで、肩こりの原因となる首や肩まわりの筋緊張を緩和させていきましょう。
身体を温めるには「カイロやホットパックを当てる」「湯船にゆっくりと浸かる」といった方法が挙げられます。
湯船に浸かる場合は、身体の内側から温められるよう、ぬるめのお湯にじっくり浸かることがおすすめです。
ストレッチ
肩こりの改善には、肩や肩甲骨まわりのストレッチが有効といわれています。
お風呂上がりや運動後など、身体が温まったタイミングで行うと、より筋肉を伸ばしやすくなります。
具体的なストレッチの方法については、予防法にて詳しくご紹介いたします。
デスクワークではこまめに休憩を挟む
同じ姿勢が長く続くと筋肉がこわばり、肩こりを悪化させる可能性があります。
デスクワークでは、最低でも1時間を目安に休憩を挟むようにしてください。
休憩中はスマホを眺めるのではなく、軽く歩いたり、大きく伸びをしたりと身体を動かすようにすると、肩こりの緩和に効果的です。
肩こりの予防法
PREVENTION
肩こりの予防法
PREVENTION
肩こりの予防には、次のようなストレッチがおすすめです。
息はとめず、呼吸しながら行うようにしてください。
肩甲骨のストレッチ
・頭の上で両手の甲をあわせます
・手のひらを内側に向けながら肘を下ろし、肩甲骨を内側に寄せます
・いけるところまで肘を下ろしたら、再度腕を上げて頭の上で左右の手の甲をあわせます
上記の要領で、腕の上げ下げを1分ほど繰り返し、肩甲骨まわりの柔軟性を高めていきましょう。
胸のストレッチ
・立った状態で、手の小指側を肩の高さで壁につきます(手のひらは上です)
・手の位置はそのままで、上半身を反対側にひねることにより胸の筋肉を伸ばします
・1分ほど伸ばしたら、反対側も同様に行います
胸を開きやすくなるため、猫背の方におすすめのストレッチになります。
脇の下のストレッチ
・立った状態で、左手で右の手首をつかみます
・両腕を上にあげて、上半身を左に倒すことで、脇の下の筋肉を伸ばします
・1分ほど伸ばしたら、反対側も同様に行います。
こちらは、肩こりとあわせて猫背の改善に効果的なストレッチになります。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
肩こりのおもな原因は何ですか?
長時間のデスクワーク、スマホの使用、運動不足などが肩こりのおもな原因に挙げられます。
肩こりをそのままにしているとどうなりますか?
コリ感が強まるばかりか、頭痛や吐き気、眼精疲労などにつながる可能性があります。
肩こりと四十肩・五十肩ではどう違うのですか?
肩こりは筋肉が疲労して強くこわばった状態、四十肩・五十肩は肩まわりの組織に炎症が起きた状態とされています。
肩こりの症状をやわらげるにはどうすれば良いですか?
身体を温めて、血の巡りを良くしましょう。
また、肩甲骨まわりのストレッチを行うことで、肩こりの改善を期待できます。
肩こりに接骨院・整骨院ではどのような施術を行いますか?
手技や鍼灸、電気療法で筋肉の緊張をほぐし、コリ感の軽減を目指します。
肩こりはどれくらいの期間で改善できますか?
根本から改善していくには2〜3ヶ月はみていただきたいです。
しかし、年齢や生活習慣も影響するため、期間は個人差があります。
肩こりへの施術に保険は使えますか?
保険は急性または亜急性の外傷性骨折、脱臼、打撲、挫傷、捻挫の治療に適用されます。
その為、急な痛み等の場合保険適用が出来る場合があります。
問診時にお身体の状態をお伺いした上で健康保険が利用できるか詳しくご説明させて頂きます。
肩こりの予防方法には何がありますか?
適度な運動を行い、肩まわりの血行を良くしておきましょう。
また、同じ姿勢が続かないよう、こまめに身体を動かすことも大切です。
肩こりを軽減するために姿勢で気をつけることはありますか?
顎を引いて、軽く胸を張るようにしましょう。
コリの原因となるため、顔を前に出したような姿勢はなるべく避けてください。
肩こりの予防として接骨院・整骨院に行っても大丈夫ですか?
可能です。
筋肉の緊張をほぐす施術や、身体のバランスを整えるような施術を受けることで、肩こりの予防を期待できます。