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腰痛
腰痛の根本原因は?症状改善のための対処法もご紹介!
腰痛に悩まされている日本人は非常に多く、人生でどなたでも一度は腰痛を経験する可能性があるといわれています。
筋力や関節の機能が弱ってくる中年以降の方はもちろんのこと、若い方でも油断はできません。
残念ながら腰痛の多くは検査で異常がみつからず、原因不明とされています。
しかし、ヘルニアや脊柱管狭窄症といった病気を除けば、生活習慣から生じる腰痛がほとんどだといわれています。
痛みが起こる仕組みを理解して、早めの症状改善と予防を目指していきましょう。
こちらのページでは、腰痛について原因や自身で行える対処・予防法を詳しくご紹介しています。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
trouble
腰痛の特徴・原因
symptoms
腰痛の特徴・原因
symptoms
腰痛は、腰まわりの痛みが慢性的に続くため、日常生活の大きな支障となる場合があります。
症状に対する的確な対処、予防を行うためには、なぜ腰に痛みが生じるのか、そのメカニズムを理解することが必要です。
腰痛の原因や特徴をこちらでまずはご確認ください。
腰痛の症状の特徴
腰痛は、痛みや張り、重だるさなど腰まわりに起こる不快感の総称を指します。
何かの病名というわけではなく、腹痛や頭痛などと同様に腰部に起こる症状をあらわした言葉になります。
腰の重要性
背骨の中の腰椎部分を、一般的に腰と呼んでいます。
腰椎は軽く前側にカーブすることで、上半身にかかる負担を分散しています。
また腰部は、歩行や運動時に地面からの衝撃を緩和する役割も担っています。
腰部は身体の土台部分であるため、腰痛を抱えていると姿勢の維持や日常動作が困難になる可能性があります。
腰痛のメカニズム
原因を特定できる腰痛は「特異的腰痛」と呼ばれています。
特異的腰痛は椎間板ヘルニアをはじめとした、脊柱の病気がおもな原因に挙げられます。
しかし、腰痛の多くは検査で異常を発見できない「非特異的腰痛」だといわれています。
メカニズムは特定できていませんが、非特異的腰痛は筋肉疲労から起こることが考えられています。
腰部に疲労がたまると、筋肉の柔軟性が徐々に低下していきます。
それにより血管が圧迫されたり、神経が刺激されたりして、痛みや張り感などを生じてしまうのです。
具体的な原因については、下記にて詳しくご紹介いたします。
腰痛の症状
腰まわりに生じる鈍い痛みや筋肉が張った感じ、重だるさなどが腰痛のおもな症状です。
前かがみや身体を反らせる動作、体幹をひねる動作などで痛みが誘発される場合もあります。
腰痛の原因
Cause
腰痛の原因
Cause
腰痛には、さまざまな原因が考えられています。
脊柱の病気(特異的腰痛)
腰椎椎間板ヘルニア
椎間板の一部が本来の位置から逸脱してしまう病気です。
スポーツや仕事による腰部への負担で発症することが多くなっています。
腰部脊柱管狭窄症
脊髄が通る脊柱管が狭くなる病気です。
加齢による椎間板や椎骨、靭帯の変性がおもな原因に考えられています。
腰椎分離症、すべり症
腰椎が前後で分離したり、前方に偏移したりする病気です。
加齢やスポーツでの繰り返しの負荷(疲労骨折)がおもな原因に考えられています。
日常生活によるもの(非特異的腰痛)
骨盤のゆがみ
骨盤が前方に強く傾くと、反り腰の状態となります。
腰が強く反った姿勢では腰の筋肉が緊張し、腰痛を引き起こしやすくなるといわれています。
また、骨盤が後ろに倒れた状態も姿勢の崩れにつながり、腰部への負担を強める場合があります。
骨盤がゆがむ原因には、普段の不良姿勢や骨盤周辺の筋力低下などが挙げられます。
肥満体型
肥満体型では、重たい身体を支えるために腰部の筋肉に負担をかけてしまいます。
特にお腹が出ている方は、前側に偏った重心を支えるために腰を強く反った姿勢をとるため、反り腰によって腰部の緊張を強める可能性があります。
ストレス
人はストレスを感じると、交感神経が優位な状態が続きやすくなります。
交感神経は身体を活動状態に持っていく働きがあるため、全身の筋肉がこわばることで腰痛を引き起こす場合があります。
腰痛の類似症状
similar symptoms
腰痛の類似症状
similar symptoms
類似症状の例
病気による腰の痛み
腰まわりの痛みが、心筋梗塞や膵臓炎、十二指腸潰瘍など内科的疾患から引き起こされている場合があります。
次のような症状がみられる際は、筋肉の疲労ではなく何か病気の可能性を考えましょう。
・安静にしていても痛みが変わらない
・姿勢や動作にかかわらず腰の痛みが悪化する
・吐き気、嘔吐をともなう
・血便、血尿がみられる
・胸や腹部に強い痛みがある
など
命にかかわるケースもあります。
身体に何か異変を感じましたら、速やかに医療機関で検査を受けるようにしてください。
施術のご案内
RECOMMEND
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次の症状が当てはまる方は「接骨メニュー」へ
次の症状が当てはまる方は「鍼灸メニュー」「整体メニュー」へ
腰痛に対するセルフケア
self care
腰痛に対するセルフケア
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痛みの長期化
長期間続く腰痛は、おもに筋肉の疲労が原因に考えられています。
痛みを長引かせるほど、症状がより取れづらくなるといわれています。
ストレッチを中心に早めの対処を始めていきましょう。
こちらでは、腰痛への対処法とあわせて、普段から行える予防法をご紹介します。
腰痛の対処法
APPROACH
腰痛の対処法
APPROACH
腰痛の緩和を目指すには、次のような対処が有効とされています。
急な痛みが生じて、腰まわりに熱感がある際は冷却しましょう。
冷やすことで炎症を抑えられるほか、痛みの軽減も期待できます。
保冷剤や氷のうをタオルで包み、痛みがある箇所を冷やしてください。
1度の冷却は10〜15分が目安で、痛みが戻るようであれば再度アイシングします。
安静にする
強い痛みがある時期は、無理に身体を動かすことは控えて安静にしておきましょう。
3日以上強い痛みが続く際は何か病気の可能性もあるため、一度医療機関に相談してみてください。
温める
鈍い痛みや筋肉の張り感などがある場合は、ゆっくり湯船に浸かることがおすすめです。
ぬるめのお湯に時間をかけて浸かり、身体を内側から温めていきましょう。
身体を温めると血流が良くなるため、痛みも軽減しやすくなります。
ストレッチをする
ストレッチで筋肉の緊張をゆるめ、患部への血流を良くしていきましょう。
腰痛には、腰やお尻、ハムストリングス、太もものストレッチが有効とされています。
具体的な方法については、予防法の項にてご紹介いたします。
適度な運動
痛みがあるからといって安静にしすぎていると、腰部の緊張を強めてしまう場合があります。
無理のない範囲でウォーキングやサイクリング、ヨガなどを行い、血流を促すことで痛みの軽減を期待できます。
腰痛の予防法
PREVENTION
腰痛の予防法
PREVENTION
ストレッチで筋肉の柔軟性を維持することで、腰痛の予防が期待できます。
息を吐きながら、1分ほどかけてゆっくり筋肉を伸ばすようにしてください。
お尻のストレッチ
・床に座ります
・左膝の上に右足を乗せます
・左膝を曲げて胸に近づけることで、右のお尻にストレッチを加えます
・反対側も同様に行います
ストレッチをする際は、背中が丸くならないようにお気をつけください。
太もも後ろ側のストレッチ
・上向きで寝ます
・右足を曲げていきます(左足は伸ばしたままです)
・右太ももの裏側、膝に近い位置に両手を置きます
・手で太ももを押さえながら膝を伸ばし、太もも裏側の筋肉を伸ばします
・反対側も同様に行います
太もも前側、腸腰筋のストレッチ
・足を前後に広げ、片膝立ちの状態になります
・重心を前に移動して、後ろの足の太もも前側から足の付け根あたりをストレッチします
・反対側も同様に行います
後ろ足を曲げて手でつかむようにすることで、より筋肉にストレッチを加えられます。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
腰痛のおもな原因は何ですか?
骨盤のゆがみや肥満、ストレス、筋力の低下など、さまざまな腰痛の原因が考えられています。
慢性的な腰痛を放置しているとどうなりますか?
腰部に負担をかけ続けていると、急な激痛が起こる「ぎっくり腰」や下肢に痛みやしびれがみられる「坐骨神経痛」につながる場合があります。
腰痛が何か病気から起きている可能性もありますか?
内臓の病気から腰痛が起きている場合もあります。
腰痛以外にも何か身体の異常がありましたら、一度医療機関にご相談ください。
腰痛を緩和するには自身では何ができますか?
患部を温めて血流を促し、ストレッチで筋肉の柔軟性を高めていきましょう。
(急性の痛みで熱っぽさがあるなら冷やしてください)
腰痛に接骨院・整骨院ではどのような施術を行いますか?
鍼灸や電気療法、手技などで筋肉の緊張をほぐして、痛みの緩和を図ります。
また、骨格のバランスを調整するような施術を行う場合もあります。
腰痛はどれくらいの期間で改善できますか?
骨格のバランスを整え、再発しにくい状態を作るまでには2.3ヶ月は必要です。
しかし、身体の状態によるため、期間には個人差があります。
腰痛への施術に保険を使えますか?
保険は急性または亜急性の外傷性骨折、脱臼、打撲、挫傷、捻挫の治療に適用されます。
その為、急な痛み等の場合保険適用が出来る場合があります。
問診時にお身体の状態をお伺いした上で健康保険が利用できるか詳しくご説明させて頂きます。
腰痛を予防するには何をすれば良いですか?
お尻や太ももなど、股関節まわりのストレッチで筋肉の柔軟性を維持しておきましょう。
腰の痛みは安静にしておいたほうが良いですか?
急な痛みの場合は安静が大事です。
しかし、筋肉の柔軟性を低下させてしまうため、炎症や熱感がない場合はできる範囲では動くようにしてください。
腰痛の予防を目的として接骨院・整骨院は利用できますか?
はい。
筋肉の緊張をゆるめる施術や骨盤のバランスを整えるような施術を受けておくことで、腰痛の予防が期待できます。